概要
写真撮影・写真報告書作成 システム
【業種・事業内容】
建設業:電気工事, 管工事
【システム要件】
- 顧客管理
- 案件管理 ( 写真撮影・写真報告書 )
- 作業中に写真を撮影し保存する機能
- 作業報告書(写真つき)を作成する機能
- 作業報告書の内容を月ごとに工事月報(集計表)として作成する機能
【導入環境】
- FileMaker Pro 19
- Windows:2台
- FileMaker Go 19
- iPhone:2台
- iPad:1台
システム開発に至った背景・課題
今までは、Word, Excel, スマートフォン, デジタルカメラなど、複数のアプリケーションやデバイスを使用し、業務後に発行する [写真報告書] や、作業結果の集計表を作成していました。しかし、その影響により、ファイル間で内容を転記する手間多くなる、データを管理が煩雑になってしまう、作成した報告書をあとから探しにくいなど、多くの課題を抱えていました。
今回のシステム化にあたってはこれらの点を改善するため、
- データの入力
- 写真の撮影
- 報告書の作成
- 報告書の発行
- データの検索・閲覧
- 対象データを用いた集計表の発行
上記すべてを FileMaker で開発したシステムで一元管理することを目標としました。
機能の詳細
写真報告書の作成
あらかじめ、作業先現場の基本情報を事務所の担当者の方が PC で登録しておき、作業員の方は現地で iPad もしくは iPhone を用いて、現場調査や作業の結果を入力します。
作業員の方は現地での作業の際に、iPad, iPhone のカメラを利用し、本システム上に写真を撮り溜めていきます。また、撮影済みの写真をフォトライブラリから選んでアップロードすることも可能です。もしデジタルカメラなどの iOS デバイス以外で写真を撮影した場合は、事務所に戻ってから PC を用いてファイルをアップロードします。
作業が終わると、事務所の担当者の方が、撮り溜められた写真を PC で確認して、報告書に添付する写真を選択し、[写真報告書] を PDF ファイルとして PC 上に出力します。
工事月報の作成
今までは担当者の方が月ごとに、色々な場所に散らばっているデータを集めて、集計表を作成していました。しかし今回、すべてのデータをデータベース上で管理することにしたので、作成日や発効日、顧客名、工事の分類など、様々な要素でデータを検索できるようになり、[検索してボタンを押す] という操作のみで、集計表の作成業務を完結させられるようになりました。